飛行機恐怖症


(症状克服のための具体的な説明)

飛行機恐怖症は乗物恐怖の症状の一種になりますが、悩んでいる人が多いために独立した名前がついています。

出張の機会の多いサラリーマンなどに、良く見られる症状になりますが、この症状のために飛行機に乗ることを避けて、新幹線を利用するという人も多いものです。

また、飛行機の乗るのが不安で、海外旅行に行けないという人もいます。

この飛行機恐怖症の場合も乗物恐怖に共通して見られる動悸や窒息感、めまい、吐き気といった症状が起こります。

飛行機に乗っている時に突然、心臓のドキドキや窒息感を感じ、このまま死んだらどうしようと「死の恐怖」を感じるような出来事があると、この経験をキッカケにして症状が起こってくるものなのです。

つまり、また、あの時のような辛い状態になったらどうしようと予期不安を感じ、このため、飛行機に乗れなくなってしまうのが、飛行機恐怖症の場合の特長だと言って良いと思います。

なお、飛行機恐怖症の場合は、高所恐怖症の要因も入っていると思います。

つまり、電車やバスといった地上を走る乗物の場合とは、いくらかニュアンスが違ってくると思います。



(飛行機恐怖症克服の一口ヒント)

飛行機に乗っている時に突然、激しい心臓のドキドキや窒息感を感じ、「これは、大変だ」とか「このまま死んだら、どうしよう」と考えてしまうと、さらに不安を大きくし心臓のドキドキや窒息感を強くしてしまうものなのです。

しかし、未だかつて、動悸や窒息感のために、命を失ったり、体に障害を残すようなことになった人は一人もいないのです。

ですから、まず、この事実をきちんと自覚していくことが大切だと思います。

そして、この事実を踏まえて、心臓のドキドキや窒息感といった症状を感じながらも飛行機から降りないようにしていくことが大切だと思います。

また、不安を感じながらも飛行機に乗ることから逃げないようにしていくことが「目的本位の行動」ということになり大切になってきます。

そして、こういう行動と併行して森田療法の学習をしていくと、この積み重ねの中で「死の恐怖」に対する「とらわれ」が少しずつ薄れてくるものなのです。

そして、この結果として飛行機恐怖症の症状が治ってくるものなのです。

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