(克服のための具体的な説明)

  • 更新日 2021.10.06
  • 頻尿恐怖は、神経性頻尿や、トイレ恐怖症、緊張性頻尿などと呼ばれることもありますが、「トイレが近い」、「おしっこが近い」ということが気になる、普通神経症の代表的な症状になります。

    具体的には、学生の場合であれば、休み時間にトイレに行ったのに、授業中にまたトイレに行きたくなり、休み時間ごとにトイレに行ってしまう、常にトイレのことが気になり授業に集中できない、という形を取ります。

    また、トイレがない電車やバスに乗った時に、トイレに行きたくなったらどうしようと不安になり、旅行に行くことが出来ないと悩んでいる人も多いものです。

    頻尿恐怖に悩んでいる時は、トイレのことだけが、常に気になってしまい、学校の授業をきちんと受けたり、旅行や買い物を楽しめないという状態になっているものなのです。

    「トイレが近い」ことや、「おしっこが近い」ことは、その時の体調によって、誰にでも起こることなのですが、頻尿恐怖に悩んでいる人は、これを異常なこととか、恥ずかしいことと考えているために、逆に、「トイレが近い」ことや、「おしっこが近い」ことが、よけいに気になってしまっていると言えるのです。

    しかし、頻尿恐怖の場合は薬を飲まなくても森田療法の学習をしていく中でトイレに対する「とらわれ」が薄れてくると、これに比例して克服していけるものなのです。