潔癖症
(不潔恐怖症、潔癖性)



(潔癖症(不潔恐怖症)克服のための具体的な説明)

潔癖症(不潔恐怖症)は、潔癖性や不潔恐怖とも言われ、強迫神経症の一種になり、不完全恐怖の症状と重なる面の多い症状だと言えます。

潔癖症(不潔恐怖症)は、何度、手を洗っても、まだ、汚れているような感じがして、気が済まない。
このために、何回、何十回と手を繰り返し洗ってしまう、といった形で現れてくることが多いものです。

このように、気になることに引きずられて行動してしまうのが「強迫行為」と言われているものなのですが、潔癖症(不潔恐怖症)の場合、このような「強迫行為」を行えば行うほど、逆に、余計に、気になり、恐怖さえ感じるようになってしまうものなのです。

そして、手洗いに何時間もかけてしまうという状態になり、日常生活に支障が出てきてしまうことも、よくあるものなのです。

また、潔癖症(不潔恐怖症)の場合でも、病気が移るのではないかと、恐怖を感じるということで、疾病恐怖の症状と重なる場合も出てきます。

潔癖症(不潔恐怖症)の場合の、具体的な症状の現れ方をまとめてみますと、下記のようになります。


<潔癖症(不潔恐怖症)の具体的な現れ方>

・何度、手を洗っても、不潔な感じがして気がすまない。

・不潔な感じがして、電車やバスの、つり革につかまれない。

・レストランでご飯を食べる時、キッチンでの衛生管理が心配で食べられない。

・何回、掃除をしても、まだ不潔な感じがして、恐怖さえ感じてしまう。

・虫などが気になり(恐怖を感じ)、キャンプなどのアウトドアが出来ない。

・汚れている気がして、ホテルのコップは自分で洗ってからじゃないと使えない。

・学校や会社のトイレが、不潔な感じがして使えない。

・ばい菌に汚染されているのではないかと恐怖を感じ、トイレの便座に座れない。

・不潔な感じがして、トイレのノブを触れない。

・部屋の掃除をする時、アルコールで拭かないと気がすまない。

・不潔な感じで、リサイクルショップなどの古着を着ることが出来ない。

・キッチンや食器など、台所関係をいつも洗浄・除菌する。

・病気が移る可能性がある状況に恐怖を感じ、耐えられない。

・酒を杯で回し飲んだり、回し飲みが出来ない。

・エスカレーターやバスの手すりにつかまれない。

・図書館の本や古本が汚く感じてしまい、触れない。

・オフィスやネットカフェの他人が触ったパソコンのキーボードを触れない。

・銀行のタッチパネルやエレベーターのボタンが汚く感じ、触れない。

・病気が移りそうで、この恐怖から、病院のスリッパを履けない。

・手でにぎる寿司が食べられない。

・温泉や銭湯で、特に洗い場の椅子が汚く感じて使えない。

・お札やコインが汚く感じ、触れない。

・プールサイドとかおフロ場とか ちょっとでも濡れてるトコ裸足で歩けない。

・恋人のキスを拒んでしまう。

・1日に何度も、シャワーを浴びたり、お風呂に入ったりしてしまう。

・外で座る時、何かに汚染されるのではないかと気になり、恐怖を感じてしまう。

・他人と一緒に鍋や焼肉をつつくのに抵抗がある



(潔癖症(不潔恐怖症)克服の一口ヒント)

潔癖症(不潔恐怖症)に悩んでいる時は、不潔さや、汚さを感じて当然の時でも、これを異常なものとか、「あってはならないこと」と考え、排除しようとしていることが多いものなのです。

そして、このために、逆にますます、不潔さや、汚さを強く感じてしまい、恐怖を感じてしまうという「悪循環」に陥っていることが多いのです。

ですから、まず、今は、不潔さや汚さを感じて当然なんだと、受け止めるようにしていくのが、第一歩になると思います。

また、不潔さや汚さに引きずられて、手を洗ったりという「強迫行為」を減らすようにしていくことも、大切になってきます。

そして、この上で、目的本位や「あるがまま」など、森田療法の考えに従って行動するようにしていくと、不潔さや汚さの恐怖感を必要以上に大きくしなくて済み、潔癖症(不潔恐怖症)の症状が、少しずつ和らいでくるものなのです。

なお、潔癖症(不潔恐怖症)の場合も、他の神経症の症状と同様に、薬による治療だけでは、根本的な改善には結びつかないものなのです。

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