(チェックと克服のための具体的な説明)

  • 更新日 2021.06.18
  • 先端恐怖症は尖鋭恐怖とも言われますが、強迫神経症の一種になります。

    具体的には、針やナイフ、鉛筆、ペンなど、先のとがったものを見ると、自分が傷付くように感じたり、人を傷つけてしまうのではないかと感じたりして、それに触れたり、近づくことが出来なくなって悩む症状です。

    ですから、こういう症状があるかどうかで先端恐怖症かどうかのチェックが出来ると思います。

    また、先端恐怖症の中には、傷付いたり、傷つけてしまうのではないかという意識にまで行かず、体中がムズムズして落ち着かなくなったり、ドキドキやイライラだけが起こってくるという症状が出る場合もあります。

    なお、先端恐怖症の中で、尖った物で人を傷つけてしまうのではないかという不安が強い場合は、加害恐怖の症状に近くなると思います。

    加害恐怖は罪悪恐怖とか不正恐怖と言われることもあります。

    ただ、いずれの場合であっても森田療法の学習をしていく中で、先のとがったものに対する「とらわれ」が薄れてくれば、この結果として、克服していけるものなのです。