(原因と薬に頼らない対策の説明)

  • 更新日 2026.03.02
  • 1.症状の特徴

    わきがはカタカナでワキガとか腋臭症(えきしゅうしょう)、臭汗症(しゅうかんしょう)と呼ばれることもありますが、わきの下(腋窩)から特有の悪臭を放つ症状を言います。

    ただ、わきの下の臭いが実際には、それほどの悪臭ではないのに自分では悪臭だと感じ、このために人に迷惑をかけたり、人から嫌がられていると感じてしまうことも多いものなのです。

    わきがの中には、こういう精神性の場合が、かなり含まれているように思います。

    そして、この場合は不安障害(神経症)から来る症状だと言えるのです。

    汗腺の異常などから起こる、わきがの場合には手術をしたり薬を塗ったりして対応することで症状の改善が期待できるのですが、不安障害が原因の、わきがの場合は手術や薬により一時的には効果が感じられたとしても、少し経つと症状が再発してしまうことが多いものなのです。

    そして、わきがの手術の傷跡が今度は人から変に思われると感じ、悩んでしまうことも多いものなのです。

    また、不安障害が原因の、わきがの場合は家にいる時には特に気にならないけれども人の中に出ると臭いが気になってしまうことが多いものなのです。

    そして、この場合は脇の下からの汗が多く出る多汗症と一緒になっていることが多いものなのです。

  • 2.原因

    わきがの場合、汗腺の異常などが原因になっている場合と、不安障害の「とらわれ」が原因になっている場合の2通りあるのです。

    そして不安障害が原因の場合は体臭恐怖などの自己臭恐怖症の一種と言えるのです。

    自己臭恐怖症では、おならや汗の臭いのために人に嫌がられていると感じる症状が多いのですが、脇の臭いが気になる、わきがが原因になっている場合も良く見られるのです。

  • 3.薬に頼らない対策

    わきがの症状が不安障害から来ている場合は手術や薬といった治療を行うよりも、他の不安障害の場合と同様に森田療法の学習によって対応していった方が良いと言えるのです。

    つまり、森田療法の学習をしていく中で、わきがの症状に対する「とらわれ」が薄れてくることで治ってくるものなのです。

    なお、わきがの手術は汗腺の異常などが原因になっている場合には効果があると言えますが、不安障害が原因の場合には効果が出ないことが多いと思います。

    これは、不安障害が原因の場合には汗腺などの異常はなく、脇の臭いに対する「とらわれ」が出来ているからなのです。

    つまり、脇の臭いに対する「とらわれ」がなくならない限り、いくら手術や薬で対応しても根本的な治療にはならないのです。

    ですから、汗腺の異常が原因か、精神的な「とらわれ」が原因か、この見極めをすることが大切になってくると思います。

    そして、このためには社会不安障害(対人恐怖症)や、あがり症の傾向があるかどうかが一つの目安になると思います。