MTカウンセリングの対象となる適応症状は森田療法の適応症状と同一になりますが、具体的な例を下記にご紹介いたします。
下記の症状に当てはまる方は、MTカウンセリングを通し、森田療法の考え方を身に付けることにより、充分に症状の改善が期待出来ます。

MTカウンセリングの適応症状

1.対人恐怖症対人恐怖あがり症)関係
社会不安障害強迫神経症も含まれます)

1.自分の性格に劣等感を持ってしまう(劣等感
2.決まった行動パターンでないと落ち着かない
3.人前で顔が赤くなってしまう(赤面症
4.仕事や将来に対する不安が強い(心配性
5.人前で自分が出せない。
6.人と会うのが辛い(対人不安
7.人前で緊張し構えてしまう(対人緊張
8.人といると疲れる
9.人と会ったあと落ち込んでしまう
10.人の思惑が気になる
11.人前で字を書く手が震えてしまう(書痙
12.人前でコップを持つ手が震えてしまう(震え恐怖
13.人前で動悸がする
14.人に頼ってしまう(依存心が強い)
15.自分に自信が持てない
16.人の輪に入れない
17.雑念や雑音が気になる(雑念恐怖
18.人の物を盗んだと疑われるのではないかと心配になる(嫌疑恐怖
19.人前で緊張し、ほほが引きつったり、ぴくぴく動いて自然に笑えない(笑顔恐怖症
20.自分の顔の表情が人から変に思われていると気になる(表情恐怖、醜形恐怖
21.人前で緊張し汗が異常に出る(多汗症
22.人の目を見て話せない(正視恐怖
23.人の視線が気になってしまう(視線恐怖症
24.人が信じられない
25.会話の途中でどもってしまう(吃音症
26.会話が続かない(雑談恐怖
27.高い所に上れない(高所恐怖症
28.刃物などを見ると、人を傷つけてしまうのではないかと、不安になる(加害恐怖
29.針など、先の尖った物を見ると、恐くなり、近づけない
30.何度、手を洗っても気がすまない(潔癖症
31.地震が来るのではないかと不安を感じてしまう
 (地震恐怖
32.おならをしてしまい、人に嫌がられていると感じる
 (おなら恐怖症

2.不安神経症パニック障害)関係

1.飛行機や自動車などに乗るのが不安である
乗物恐怖
2.動悸や息苦しさのために電車に乗るのが不安である
3.突然の動悸や、息切れ、息苦しさ、めまい
過呼吸症候群
4.一人になると不安になる(留守番恐怖
5.吐き気などのために外で食事が出来ない
  (外食恐怖、会食恐怖
6.発作的に心悸亢進が起こり、今にも心臓麻痺で死ぬのではないかと恐怖におそわれ、医者を呼んだり、救急車を呼んだり大騒ぎをする。
何回も心電図を取り、異常なしと言われても安心できない(心臓神経症
7.いつも不安で家族の者と一緒でないと外出もできない(外出恐怖
8.エレベーターなど密閉された所に入ると息苦しくなる
9.心臓のドキドキや、バクバクが不安になる

3.自律神経失調症普通神経症)関係

1.イベントの前日などに落ち着かず、胃の調子が悪くなったり眠れなかったりする(過敏性腸症候群
2.夜、眠れるかどうかが不安になる(不眠症
3.体調の悪さのため安定剤などの薬に頼ってしまう
薬物依存
4.慢性的な肩こり(慢性肩こり
5.慢性的な頭痛や頭重(慢性頭痛
6.脱力感や、倦怠感、少し動くとすぐ疲れてしまう
慢性疲労性症候群
7.自己嫌悪
8.何度もトイレに行きたくなる(頻尿恐怖
9.不安や緊張により下痢になる(慢性下痢
10.目が疲れたり、めまいや耳鳴りがする(めまい
11.食べると吐き気がしたり、常に吐き気が気になる
  (嘔吐恐怖症
12.胃がもたれる、グウグウ腹が鳴る
  (胃腸神経症
13.何事も自分が人より劣っていると悩む(劣等感
14.常に身体の不調を感じる(自律神経失調症

4.うつ病状態(うつ状態

最近、新聞やテレビなどで、不況の影響で、うつ病が増えているとの情報がありますが、病院で、うつ病と診断された人の中には、器質的な、うつ病ではなく、神経症(ノイローゼ)から来る、うつ病状態(うつ状態)の人が、かなり含まれていると思われます。

今の精神科の病院などでは、薬物療法が主体になっている関係で、神経症から来る、うつ状態も、器質的な、うつ病も一緒に扱われていることが多いものです。
そして、このために、本来、薬の力を借りなくても治せる、神経症から来る、うつ状態が、かえって、こじれてしまっていることが多いように思います。

また、神経症から来る、うつ状態も、器質的な、うつ病も、その現れる症状が非常に近いために、専門の先生でも見分けがつかないことが多いのではないかと思います。

しかし、
1.やる気が起きない(意欲減退
2.将来に対して不安を感じる(予期不安
3.不眠、慢性的な頭痛、手足のしびれ、倦怠感
など、うつ病の症状を持ち、かつ、下記に示したような神経質性格の特徴を持っている場合は、神経症から来る、うつ状態であると考えて間違いないと思います。
<神経質性格の特徴>
① 心配性:悲観的で劣等感を持ちやすい傾向がある。
②執着性が強い:物事にこだわりやすく、一つのことが気になると、他に目が行かない傾向がある。
③自己内省性が強い。
④ 内向的で優柔不断である。
⑤ 強い欲求を持っている。
⑥理想主義の傾向がある。